上下関係
同じ営業でも、ヘコヘコして、
「どうかお願いですから買ってください」なんてことをしていると、
「お客様は神様で、営業マンは奴隷」
ということになりかねません。
どうせ営業するなら、お客さんの上に立ちましょう。
「コメツキバッタ営業と殿様バッタ営業」
等と言われることがあるように、上に立てるか立てないかで、
今後の人生も成約率も大きく差が出ます。
営業マンならクロージングに使っている「必殺の決め台詞」があると思いますが、
その決め台詞で「何を言ってるか」によって、
お客さんの上に立って営業しているか、
下になって「お願い営業」になっているかわかります。
「僕を漢(おとこ)にしてください!」なんて使っていたらダメですよ。
客を選別する
「お客様は神様だ」という
間違った解釈が広まったせいで、傲慢な客がいます。
無理難題を言ったり、買う前からクレーマーまがいなことを言ったり、
「質の低い客」というのがいます。
そう言う客は、値引き要請がキツイ上に、
「俺は人脈があるから、こんだけ安くしたら紹介したる」的なことを言います。
ハッキリ言って、そういう客が紹介する人というのは、
同じような「質の低い客」です。
そんな客と付き合ってはいけません。
ストレス120%の客です。
あなたが120%力を注げる「本当のお客さん」だけを選びましょう。
「売ってはいけない客」に無理して売ってはいけません。
断る勇気
「嫌なら断っていいですよ」という言葉をテクニックで使うのではなく、
本気で思っているかどうかで重みが違ってきます。
見込み客を目の前にして「断る」営業マンはなかなかいません。
「どうにかして買って欲しい」と思うのが営業マンの悲しい性です。
よっぽど腹が据わっていないと断ることなんか出来ません。
売上げがなくて困っている状況でも、
歯を食いしばって断ることが出来るようになると、
おのずと、良いお客さんがやってきます。
売上げが無くて困っている時ほど、買って欲しいばっかりに、
ヘコヘコしたお願い営業になり、質の低い客が目の前に現れます。
そうなったら、もう悪循環です。
たった1人の質の低い客と付き合うと、
ずーっと振り回されるはめになり、体力も精神力もくたびれてしまいます。
「断る強さ」を持ちましょう。
周りから「なんてもったいない」と言われても大丈夫。
そんな質の低い客はあなたではなく、ライバル会社に譲ってあげましょう。
きっと泣いて喜びますよ。