99%ボツの中、なぜご連絡くれたのですか?
2015年10月28日、
企画書を郵送で11社、Eメールで9社、合計20社の出版社に送りました。
2日後、同文館出版社の古市編集長から連絡がありました。
「企画書を拝見しました。一度、お話させていただきたいのですが、ご上京の機会などございますでしょうか?」
うおおおお!キターーーッ!!です。
そして、11月11日水曜日、東京まで行きました。
出版社に行くのは人生初めての体験。
ドキドキしながら扉をノックして開けます。(うわ〜コピー機売ってた時を思い出すわ〜)
そして、古市編集長と企画書の件でお話させていただきました。
その中で、
「企画書送っても99%ボツという話をよく聞きますが、
なぜ、僕の企画書を見て、話を聞いてみようと思われたのですか?」
とお聞きすると、
「チラシの本だからですよ」
やっぱり!
もともと同文館出版社は企画募集していない出版社と思っていました。
ただ、チラシ関連の本が多かったので、ダメ元で企画書を送ったんです。
狙い通り!と思った瞬間でした。
求めてる企画にピンポイントで狙っていく!みたいな感じです。
まぁ、後で調べてわかったんですが、
同文館出版社は全国で出版会議を開いて新人の発掘に力を注いでいるみたいでした。
ここで、もう私の心は決まっています。
どうせ本を出すなら、見たことも聞いたこともない出版社や、
今ままで1冊も買ったことのない出版社より、
自分が何冊も買って、お世話になってる出版社から出したい!
俺の処女出版は同文館出版社から本を出したい!と
でも、そこからが長かった(苦笑)
東京まで行ったはいいものの、出版が決まったわけではありません。
「この小冊子をそのまま本にするわけにはいかないので、とりあえず目次を作って下さい」
と宿題を出されたので、早速、目次を作りなおします。
当時、
「ある日突然40億円の借金を背負う−それでも人生はなんとかなる」
を読んで感動していたので、
東京行った翌日、同じような構成の目次を送ったらダメ出しされました。
そうか、これじゃない。
こういうのを求めてるわけじゃないのね。
私の持ってる同文館出版の書籍を全部引っ張りだして目次を見ます。
要はノウハウ本だ。同じビジネス本でもジャンルが違う。もう一回練り直そう。
そして1週間後、新しい目次を送ると「もう一回お打ち合わせしましょう」とのことに、
しかし、ここから長い期間があきます。
編集長忙しいみたいで全然連絡がありません。
あまりの連絡のなさに
もしかして、このまま自然消滅するのでは??
このまま立ち消えか!?
と不安になります。
そして、2回目の打ち合わせが、年が明けて3月31日木曜日になりました。
2015年11月11日〜2016年3月31日までの約4ヶ月間は本当に長かったです。
ただ返事を待つだけでしたから。
続けて、4月16日土曜日に名古屋駅の喫茶店で3回目の打ち合わせ。
「5月13日の出版会議にこの企画を出します。これなら7割・8割通ると思いますよ」
とのことでした。
心の中で小さくガッツポーズ。よっしゃ!お墨付き(?)をもらったぞ。
それからの約1ヶ月間はドキドキでした。
その間、何度かメールでやり取りがあります。
中でも、「書籍の具体的な販売促進法を教えてください」には参りました。
実際、本を売ったことがないので、
どういう販促法が効果的なのかさっぱりわかりません。
的外れなこと書いたら「こいつはバカか?」と思われるかもしれない。
かと言って、友人知人で本を出版&販売してる人はいない。
誰にも相談できない。
どうしようか?
ネットでいろいろ検索しながら、
自分で考えられるだけ考えた書籍販促法をメールで送りました。
そして、5月13日12時03分に
「本日の企画会議で、企画が通りましたので、またお打合せさせてください」
との連絡が来た時は、
よっしゃーーーーー!と大きくガッツポーズした瞬間でした。
学生時代が蘇った出版活動
いつも上から目線での営業してたので、
久しぶり(実に何年ぶり?)にお願いする立場(弱い立場)になりました。
また、出版会議の結果報告がくるまでは本当にドキドキでした。
7割・8割通ると言ってから通るはずや。でも何が起きるかわからんのが世の常や。OKという結果が来るまでは安心できへん。でも、自信はある。根拠はないけど、多分俺は本を出すことになってるんや。そういう仕組みなんや。
と自分自身を鼓舞していました。
この気持ちってどこかで味わったことあるな〜
なんや?何と似てるんや?
そうや!合格発表を待ってる受験生と同じや!
と、自分ではどうすることも出来なかった20年前の気持ちに苦笑いです。
世の中に本を出してる人(有名人)はもっとスマートに出版されていると思いますが、
今のところ私はまだまだ無名。
無名の新人が本を出すまでの軌跡を書いてみました。
あなたも本を出したいと思うなら、一度ダメ元で挑戦してみてください。
きっと、うまくいきますよ。
【次へ続く】