45歳以上がリストラ対象
今、大企業のリストラのニュースがよく目にする。
先日も日産が1万2千人をリストラするというニュースが流れた。
他にも一部上場企業でリストラを発表しているのが
- NEC
- エーザイ
- 千趣会
- 日本ハム
- アルペン
- カシオ計算機
- 協和発酵キリン
- コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス
- 富士通
- 昭文社
…等々
誰もが知ってるエリート企業ばかり。
45歳といえば、これから給与が高くなっていく時期。
子供が高校、大学とお金がかかる時期です。
そんな時期にリストラだなんて、なんて最悪なんだ。
他にも
- 三菱UFJ銀行 9500人
- 三井住友銀行 4000人
- みずほ銀行 1万9000人
リストラをする。
さらに、世界のトヨタも「終身雇用を守っていくのは難しい局面にきた」という発言が世間を騒がせている。
これら企業は、私が就職活動していた時、入りたくても入れない高嶺の花だった。
就職氷河期のど真ん中だったので、
若干名(1名〜2名)しかない求人に何十倍、何百倍もの人が殺到した。
いっぱい勉強して、良い大学出て、良い会社に就職したら一生安泰だよ。
なんて言葉がまだあった時代。
20年経ったらどうだ?
全然、安泰じゃない。むしろリストラに怯えなきゃいけない。
大企業に就職することが安定ではない
今まで常識とされてきた「終身雇用」「年功序列」が崩れ始めている。
理由は簡単。
もう景気は良くならないから。
日本はバブルが弾けてからずーっと不況だった。
この不況がこれからもずーっと続く。
もう「下降トレンド」と言っても良い。
なぜなら、人口が減少しているから。
- 10年後の2030年には日本人は1億1600万人になり、
- 20年後の2040年には日本人は1億728万人になり、
- 30年後の2050年には日本人は9515万人になる。
2050年の日本人の
高齢者は1200万人増加して、3764万人(人口の39.6%)になる。
生産人口は3500万人減少して、4930万人(人口の51.8%)になる。
つまり、日本では今までのような
消費も雇用も生産も生まれないということだ。
好景気になるわけがない。
日本人の約4割が高齢者なのに
終身雇用、年功序列が継続できるわけがない。
普通に考えたら、日本は縮小マーケットだ。
大企業と言えども、縮小マーケットにいる以上、大きくなるはずがない。
終身雇用も年功序列もない世の中だからこそ、
リストラされても大丈夫なように「個の力」を磨く必要がある。
個人のスキルを磨きに磨いて会社の看板ではなく、
個人の名前を売っていく必要がある。
そうなると、今までのような大企業に就職したら安定ではなくなる。
不安定になる時代が来る。
例えば、
東京電力や郵便局、JR西日本などの安定と言われる超大企業に就職しても、
そこから得られるスキルってどんなのがあるんだろう?
あなたも中途採用の人事部なら、
これら東京電力、郵便局、JRでリストラされた45歳以上を入れたいと思うだろうか?
ないな。
ない。
全く役に立ちそうにない(苦笑)
たぶん会社の看板でしか動けないザコキャラだ。
真の安定とは何か?
じゃあ、どういう人なら安定するのか?
終身雇用がなくなる今、フリーランスのような仕事が増えてくる。
ギグ・エコノミーとかですね。
だからこそ、個人の力を磨かなきゃ駄目だ。
その会社でしか通用しないスキルというのは糞の役に立たない。
自分の価値を高めるために個人の能力を磨きに磨こう。
真の安定とは、
焼け野原になっても、ペンと紙があればその日から稼げる能力のことだ。