第45代トランプ大統領の「言葉の力」
正直言って今回は、クリントン(初の女性大統領)だと思っていたので、
まさかのトランプ当選でビックリしました。
基本的に彼はスピーチで、
- 「良い(good)」
- 「悪い(bad)」
- 「すばらしい(great)」
の単純で小学生でもわかる3つの単語を好んでいた。
しかも、かなり過激な発言で注目を集めていた。
- 「メキシコとの国境に壁を作れ」
- 「イスラム教徒の入国を完全に禁止しろ」
- 「なぜ、アメリカが日本を守る必要があるんだ?」…等々
これも一つの戦略だね。
「敵を作って叩く」という戦法。
これは効果的。
私も広告や営業でよくやる手法。
敵を作ると、味方(支持者)がグッと増えるからね。
いろんな規制がある中で、心では思っていても言えないようなことを
歯に衣着せずズバズバ言う人というのは、アンチも増えるけど、信者も増えるから。
だから、ターゲットは普段の生活に「怒り」をもっている国民層
(たぶん低所得者)
そんな彼らに、簡潔でわかりやすい言葉を何度も何度も繰り返し伝えていたのだろう。
過激な発言をすることで、テレビで何度も何度も取り上げられるし、
わかりやすいので支持が得られたんだろう。
うーん、やるね〜。
良くも悪くも、多くのアメリカ人の感情に火を焚き付けた。
「シンプルで分かりやすい方が強い」ということだ。
前回のオバマ大統領の時は26歳の天才コピーライターが注目されたが、
今回も違う意味で注目されそうだ。
https://netgeek.biz/archives/86866