きれいな言葉は嘘くさい
少し前まで、太陽光発電を扱っている会社のホームページを見ると、
たいていこう書いてありました。
- クリーンエネルギーで自然を大切に…
- 子どもたちの笑顔のために…
- 21世紀のエネルギー…
いやいや、「クリーンエネルギー」や「子どもたちの笑顔」を前面に出してきても、
お客さんには全く響かないです。
- 太陽の光は無尽蔵、
- 太陽の光はクリーン、
- 太陽の光は神様の恵み、
などを言っても、
そのためだけに何百万円のお金払う人はいないですからね。
お客さんって、そんな意識の高い人ばかりではないです。
そんなきれい事ばっかり言ってるホームページ見せられたって
誰も嬉しいと思わないです。
歯の浮くような台詞をどれだけ並べても、
「それって本音じゃないよね」ってお客さんはすぐわかります。
そんなこと書いてもムダなんで、やめておきましょう。
そういう「環境」のことや「未来のエネルギー」、「子どもたちの笑顔」に訴えるのは、
もっと後ろです。
最後の最後に訴えかけると響きますが、それを最初に訴えても、全く意味が無いです。
使い方間違ってます。というか、「使う順番」を間違っています。
安いホームページ
最近、派手に宣伝するホームページは
- 業界最安値!
- 1kwあたり●●万円~!
- 太陽光発電はまだまだ安くなる!
こういうホームページですね。
安値競争まっしぐら。
そういう会社の「売り」は「安さ」だけです。
たしかに、他社より安ければ「売れる」でしょうけど、利益はありません。
粗利ゼロとかで動いてる会社がほとんどです。
でも、それって、もう商売じゃないですよね。
ただの売上げ主義です。
そんなことやってたら体力の無い会社は倒産一直線です。
中小企業の経営者は絶対、そういう安値競争に参加したらダメです。
絶対勝てませんし、そういう「安さだけ」を求める客は、質が低いです。
「質が低い客」をほとんど利益ゼロで相手にすることになります。
やめたほうがいいと思いますよ。
また、太陽光発電をフロント(集客商品)にして、バックでリフォームを売る!
という戦略もあると思いますが、あまり期待しない方がいいと思います。
だって、そういう「安さ」しか見ない客は、
またネットを使って一番安い業者にリフォームしてもらおうと思っているからです。
ですので、あなたは、それらのホームページと「全く逆のこと」をすればいいんです。
【つづく】