新規参入する時に考える5つのこと

前回の続き

この業界は本当に大丈夫か?

 

学習塾をはじめる前(新規参入時)に一番真っ先に考えたことがあります。

それは、自分の広告がうてるかどうか?

 

規制も緩く、自由に表現できる業界。

強いライバルがいない地域。

 

それを考慮した結果、(私の場合)塾いけるやん。と

 

そして、塾をはじめてもいいと思った一番の理由は、

この1年〜2年で、会社の周囲(半径1㎞圏内)に新興住宅地が出来たこと。

 

これが3年前、4年前なら絶対塾しなかったです。

むしろ反対してたと思います。

 

理由は、見込客がいないから。

見込客がいない地域ではじめても絶対失敗します。

 

塾の場合、

徒歩や自転車で通える範囲で、

大きな道路や川、線路で分断されていない範囲で、

子どもが(見込客が)どれだけいるかで決まると思います。

 

某大手FC塾の営業マンは

「半径1㎞以内に子どもが700人いてたら、その塾は成功する」と言っていました。

 

学習塾は2つある

 

まず学習塾というのは、

「進学型」と「補習型」の2つに分けられます。

 

「進学型」というと、バリバリ勉強して偏差値の高い難関校に合格するための塾です。

「補習型」というと、学校の勉強においてかれないようにするための塾です。

 

有名学習塾に長年勤務してから独立するなら進学型でも行けるみたいですが、

はじめて塾を開業する場合、ノウハウがないため補習型になるそうです。

 

私は東大や京大、早稲田、慶応などの一流大学出身ではないので、

進学型は最初から諦めていましたけどね。

 

次に、悩んだのが、

 

大手FCに入るか?自前でやるか?

 

これも悩みに悩みました。

なんせノウハウが全く無い状態ではじめるわけですから。

 

ノウハウがあって、素人でもすぐにはじめられるFC塾にするか

なにもかも自前ではじめる個人塾か

 

しかし、FCに入ったら意味がないと思いました。

 

FC塾だとFC看板の力が大きいので、

自分の力かどうかわからないし、

 

他社にはなくて、自分が得意とする「マーケティングや営業が強い塾」という

自社ならではの武器が消えてしまいます。

 

加盟金の高さや撤退リスクを考えると、

自前でやった方がダメージが少なくていいなと。

 

学習塾は、地域の子どもと一緒に成長し、

地域の子どもが大人になると、衰退していくビジネスです。

 

このビジネスは、持って10年〜15年やな。

というのが私の考えです。

 

都会なら人の流動が違うので異なると思いますが、

滋賀県のような田舎で、マンションではなく一戸建てが主流の地域は、

地域と一緒に発展し、衰退していきます。

 

10年〜15年のビジネス

 

いいんじゃない?その頃には、うちの子どもも大人になってるだろうから、

教育業界に未練はないな。というのが正直な感想です。

 

でも、教育業界が面白くて、2号店、3号店と「子どもがいる地域に出店」すれば

10年〜15年で終わらないと思いますから、その時考えよう。という感じです。

 

まとめると、

新規参入に考えたことは

 

  1. 自由に表現できる広告がうてるかどうか
  2. 同じ商圏に強力なライバルがいるかどうか
  3. ライバルに勝てる武器があるかどうか
  4. 商圏に見込客がいるかどうか
  5. 撤退リスクはあるかどうか
  6. このビジネスの寿命は何年か

 

この5つです。

あなたが新規参入する時に参考にしてください。

 

新しく開校した学習塾はこちら→プレディクト・スクール